大前提・「依存症」という病気 ④
以下は、依存症という病気についての私個人の見解です。
あくまで諸説ある中での一私見ですので、情報の正誤につきましてはご容赦ください。
以前の記事で、渇望と強迫観念について触れましたが、
今回は、それらを深堀りしてみようと思います。
依存症の特徴について考えてみました。
**依存症者が知っておきたい「依存症の特徴」とは**
アルコホーリクス・アノニマス(アルコール依存症者の自助グループ)でよく使われている
「プログラム・フォー・ユー」という依存症者のための本には、こう書かれています。
アルコホーリクス・アノニマス』のプログラムフォーユー―アディクションから回復するための12のステップ | ヘーゼルデン, A Program for You翻訳チーム |本 | 通販 | Amazon
そして、
アルコホーリクス・アノニマス(アルコール依存症者の自助グループ)の元になった
依存症者のための本、「アルコホーリクス・アノニマス-無名のアルコホーリクたち-」には、
こう書かれています。
アルコホーリクス・アノニマス | Alcoholics Anonymous World Services Inc., NPO法人 AA日本ゼネラルサービス |本 | 通販 | Amazon
これを、私の場合(アダルトチルドレン・共依存)に置き換えてみました。
私は、
人間関係(アルコール)にアレルギーを持っているので、
一言口に出す(一口飲む)とアレルギー反応が起きて、
他人からの承認(アルコール)を求める身体の渇望が引き起こされる。
いったん言い(飲み)始めるとやめられなくなるのはそのためなのだ。
強迫観念がどのように作用するのかというと、
いつかきっと、普通の人のようにコミュニケートする(酒をたしなむ)ことが
できるようになる日が来ると信じているが、しかし、
共依存者(アルコホーリク)が普通の人のように
コミュニケートできる(飲める)ことはない。
にもかかわらず、普通の人のようにコミュニケートしたい(飲みたい)という執念は
あまりにも強烈だから、
いくら性格矯正(断酒)を誓っても「一言だけなら…」(「一、二杯なら…」)
という考えに引き戻され、
適量で止められるはずだと思い込んで一言口に出す(一口飲む)、
すると、アレルギー反応が起きて、
次々と言い(飲み)続けずにはいられなくなる。
となります。
つまり、
身体面(脳)については、アレルギーがあるため、どうすることもできない。
だから、
精神面に対応していくしかない、ということです。
これが、依存症の特徴なのだと思います。
私が自分自身のことを
と認識したとき、
でも薬物依存とかニュースになってて、更生してる人もいるんだよね?
あの方々もアレルギーは治っていないけど、良くなったから復帰してるってこと?
今後も治らないけど、ましになる、良くなる方法があるってこと?
と、少し疑問に思いました。
依存対象が人間関係のため、目に見えません。
アルコールならアルコールを断つ。
薬物なら薬物を断つ。
ギャンブルならギャンブルを断つ。
物質依存や行為依存は、それを断って生きることが出来るかもしれません。
でも、
人間関係を断って生きることは、社会生活を送るうえで不可能だと思います。
じゃあ、人間関係を継続したまま、どうやって共依存からよくなる、回復することが出来るのか?
これが共依存症者が一番知りたいことだと思います。
今日も分かち合いありがとうございます。
読んでくださり、感謝です。
それでは。